科目

教育社会学特論

開催期間

 

8/27,28,29,30

(仮案)

時間帯

8:50〜16:10

30時間

受講対象者

専修免許を希望する学校教員ないし教育関係者

募集人数

20

講座の内容

 教育改革の波が、教育現場に間断なく押し寄せて数ヶ年が経過した。その足跡を冷静に検証するまもなく、団塊世代の高年齢教師が定年退職して若い新任の教師が入職し、これまで組織としての学校が蓄積してきた「教育的知識」や「日常的知識」の継承やこれに基づく創造的叡智が、必ずしも中年齢教師によって介在されにくい状況が生まれてきつつあると考えられる。加えて、マスメディアや一部教育評論家の見解を背景とする保護者や子供たちによる自己中心的な権利主張がもたらす教育的営為に混乱がもたらされている状況にあると思われる。

 教育現場の、このような混迷状況であるからこそ、学校の地域社会における存在意義や教師の役割とは何か、その根源的意味が今日問われているとみなすことができる。ところが、教師たちは、実際には日々山積する課題への対処に時間とエネルギーを費やして、今の子供たちの問題を社会や集団など構造関連的ないし大局的な立場から捉えたり、真に子供の内面に肉薄した理解にいたることができないのではないだろうか。多くの教師たちは、日々試みる自らの教育的営意が果たして現状のままでいいのだろうか、と迷いや惑い困難を抱えているものと予測される。

そこで、本講座では、これまでの調査研究事例や経験的事象を手がかりに、教育現場で鋭意奮闘する教師が、学級内の子供や学校内外での同僚教師や保護者さらに地域社会との関係についてどのように把握したり、位置づけたりしたらよいのか考えるヒントについて検討していく。その際に、社会学的なものの見方や考え方が、学校社会や学級社会を理解したり、教師自身の教育的営為を内省し、今後の教職生活への活力となる視点や枠組みを提供できればと考えている。

講師氏名

蓮 尾 直 美

備  考

募集を超えて応募があった場合、25名まで。

レポート締め切りは、9月20日(仮)まで。