数学教育専攻ウェブサイトへ

専攻の特色

snap 1
代数学概論の講義の様子
snap 3
元気な学生たち

数学教育専攻には毎年20名ほどの学生が入学します。明るく元気で少人数ならではの縦と横の密接なつながりがあります。4月には一泊二日の新入生歓迎合宿が行なわれ、コースの先輩たちと新入生が親睦を深めます。7月の期末試験前には演習室を借りきり、試験対策に精を出します。夏休みにはコースの皆でキャンプに出かけ、バーベキューをして楽しみます。秋になると大学祭があり、数学教育専攻1年生は毎年うどんのお店を出すのが伝統です。数学教育専攻の教員にとっても、学生が作ったうどんを味わうことは密かな楽しみになっています。大学祭が終わると打ち上げがあり、上級生が一年生の労をねぎらいます。また上級生も、ラーメン店や豚汁店など思い思いのお店を出して、学生生活の思い出を増しています。12月には忘年会を行います。「数教」に入学した頃はまだ硬さの見えた1年生も、この頃には明るく元気で、でも時には「ゆるい」数学教育専攻の立派な構成員です。

専攻の学生は学年ごとに、担任教員と一泊二日の合宿(期旅行)に出かけます。そこでは、介護等体験実習や教育実習に臨むにあたっての心構えなど、担任教員から指導を受けます。

2月の上旬に期末試験が終わります。大学で習う数学は、高校までの数学と勝手が違い苦戦する学生も少なからずいるようです。成績評価の厳しい先生が多いので、学生は猛勉強をして試験にのぞみます。2月中旬には「4年生追い出しコンパ」が行なわれ、4年生との別れを惜しみます。3月の卒業式では、着飾った4年生の門出を後輩たちが祝います。その後に謝恩会があり、卒業生と教員が思い出話に花を咲かせます。

そして桜が満開の頃、一回り成長した学生たちが新入生を迎えます。

カリキュラムの特色

snap 2
講義中の先生と学生たち

数学教育専攻では、1年次に高校数学の延長にある微分積分学と線形代数学を学びます。最初の難所は微分積分学のイプシロン・デルタ論法でしょう。高校数学では「限りなく近づく」という意味を曖昧にしていますが、これを明快に説明するための論法です。理解できればとてもすっきりとした論法ですが、その境地に達するまでにはある程度の訓練が必要です。数学教育専攻の学生は2年次の「解析学概論」と「代数学概論」の講義でも微分積分学と線形代数学の後半部分を学びます。2年次には「解析学演習」や「代数学演習」という練習問題を解く演習の時間もありますから、努力さえ怠らなければ大学の数学もきっと理解できます。2年次には確率・統計学のほかに「幾何学概論」、「幾何学演習」の時間に、集合と位相について学びます。これは抽象化されている分、数学の多岐に渡って用いられる重要な科目です。

1,2年次で大学の数学の基礎をじっくりと学び、3年次からは代数、幾何、解析、確率論をもう少し深く学びます。また2,3年生を対象にパソコンを用いた情報数学の講義が開講されています

4年次には「講究」というゼミの時間に、5名ほどの学生が一組になり専門書を輪読します。発表者は入念に準備してくることが求められます。このように4年間をかけて、数学を系統的に学ぶことが出来ます。

数学教育専攻の学生は、1年次に「小学校専門数学」を受講します。また、「教育実地研究基礎」の時間に、近隣の小学校へ出向いて授業のお手伝いをします。2年次には「算数教材研究」、「教職入門」、3年次に「数学科教育法」を受講し、先生の卵の孵化が間近になります。さらに2年次には7日間の「介護等体験」があります。みんな初めての経験で戸惑いながらも頑張るようです。

3年次には、いよいよ4週間の「教育実習」があります。「指導案」を作成して授業にのぞむわけですが、最初は思うようにならないこともあるようです。それ でも指導教員の先生から適切な助言をいただき、仲間と励ましあって充実した時間を過ごし、先生になりたいという思いを一層強くして大学に帰ってきます。なお多くの学生は、4年次に2週間の教育実習を3年次とは別の校種の学校で行います。

このような人を求めます

数学の先生になりたい、明るく元気な人に向いている専攻です。

このような人を育てます

三重大学は五つの学部を持つ大学です。また、教育学部には理系と文系の先生がいます。数学教育専攻の学生は、講義、部活動、サークル活動を通して、多様な経歴と専門をもつ先生に習い、様々な人生の目標をもつ仲間に出会います。「人との交わりを通じて、色々な考え方が出来るようになった。タフになった。」とか「学びを通して、論理的な考え方が出来るようになった」と自分の成長を感じる4年生が多いようです。

教員免許状等について

小学校教員を目指される方は小学校1種免許状、中学校教員を目指される方は中学校1種免許状(数学)を取得します。また、必要な単位を取得することにより、高校1種免許状(数学)を取得することができます。努力次第では、他校種・他教科の免許状の取得も可能です(ただし他教科の免許状に関しては、現実的には取得可能でない免許状があります)。

就職・進学

三重県公立小学校、三重県公立中学校、三重県立高等学校、三重県私立中学校・高等学校、愛知県公立小学校、愛知県公立中学校、愛知県立高等学校、愛知県私立中学校・高等学校、岐阜県公立小学校、岐阜県公立中学校、岐阜県立高等学校、静岡県私立高等学校、大阪府公立中学校、滋賀県公立小学校、教育・学習支援業(学習塾など)、人材派遣業、情報通信業(技術者)、民間企業、地方公共団体(三重県庁など)、国家公務員、大学職員、大学院進学

教員

    在学生の声

    大学で習う数学は難しいですが、講義では詳しく教えてもらえたと思います。また、分からないところがあっても、友達が丁寧に教えてくれるので安心です。試験前には友人や先輩たちと勉強会を開いて助け合っています。縦のつながりも強いです(W.R.:4年生)
    数学教育専攻では「教える力」も身に付けることができます。先生と先輩も熱心に教えてくださり、分からないところがあっても気軽に質問できる雰囲気があります。勉強は大変ですが、まじめな同級生が多くて(ただし例外もいます)、互いに協力したり、先生方に質問したりして頑張っています。(U.M.:3年生)
    入学当初は、広いキャンパスに人が大勢いて、講義数も多くて大学では苦労することが多いのかなと少し不安になりました。数学教育専攻は行事が多くてとても楽しいです。縦横のつながりが強く、数学を教えあって力を伸ばしています。発表を行う講義もあるので、大勢の前で話をする力もつけていこうと思います。(A.A.:2年生)