教職志望の方へ

教員採用の最近の動向

近年、大都市圏の小学校教諭を中心に大量採用が行われています。その理由として、いわゆる「団塊の世代」の教員が退職期に入ったことや、児童数の減少が緩やかになっていることが挙げられます。また、定年退職前に学校を離れる教員が増えていることも採用者数に影響を与えています。基本的に、教員採用数を決定する要因としては、児童生徒数の増減(正確には学級数の増減)、教員退職者数、教員定数基準があります。その中で、今後の退職者数は教員の年齢別構成からおおむね推計でき、例えば、三重県公立学校の場合、2016年までは退職者数は増加していくことが予想できます。この傾向は、全国的に共通しています。

教職支援室

三重大学教育学部では、みなさんの教員採用試験対策のために

教職支援室

教育学部1号館3Fに設置され、教員採用試験のためのセミナー・模擬試験・面接練習(集団討論・集団面接・個人面接)・実技対策を実施しています。教職支援室では、三重県などの過去の試験問題などについての情報も得られます。

教員採用試験Q&A

以下に教員採用試験についてのQ&Aをまとめてあります。

Q.教員採用試験の受験資格について教えてください。

受験する校種・教科の教員免許状が必要です。受験する年度末での教員免許状取得見込みでも可能です。年齢制限のない自治体もあります(三重県・愛知県等)。

Q.教員採用試験の倍率はどのくらいですか。

近年、大都市圏の小学校では3倍程度、地方の中学校・高校では20~30倍という自治体もあり、自治体や校種・教科によって異なります。

Q.教員採用試験の準備について教えてください。

自治体によって試験に特色があります。受験する自治体の前年度の情報を早めに知っておくことが大切です。教職支援室では、父母連 絡会と共催で年間を通じて受験対策の教採セミナーを開催していますので活用して下さい。最近では、面接が重視されておりその準備も不可欠です。3年生後半 から本格的準備に入る場合が一般的です。

Q.今後の採用数の見通しはどうですか。

地域、校種、教科により異なります。採用数は教員の退職者数に大きく影響を受けます。三重県の場合、今後7~8年は多くの退職者があり、一定の採用数が確保されることが予想されます。

Q.受験に有利な資格や経験はありますか。

多くの自治体では、複数の教員免許状・一定以上の外国語の能力(英語・ポルトガル語・スペイン語)・司書教諭資格・スポーツや文化活動における全国的成績などは有利に働きます。三重県や奈良県では一定の点数が加算されます。

Q.採用後、自治体を変えることはできるでしょうか。

他の自治体に移りたい場合は、その自治体の教員採用試験を受け直す必要があります。近年は即戦力確保を目的に、試験科目の一部免除などの優遇措置をとる自治体が増えてきています。

Q.同一年に、複数の教員採用試験を受けることは可能でしょうか。

同じ自治体の試験は1回しか受験できません。しかし他自治体の試験は、日程さえ異なれば複数受験することはできます。

Q.臨時採用教員(講師)について教えて下さい。

臨時採用教員とは、教員採用試験に合格し採用された正規教員ではない、正規採用教員以外の教員のことです。主に「臨時的任用教員(常勤講師)」と「非常勤講師」に分けられます。給料は、条件によって異なりますが月15万~18万円程度です。

Q.大学院進学と教採の関係について教えて下さい。

教員もより専門性の高い人材が求められており、大学院進学は有益です。採用試験時に特に有利な措置はありませんが、最近では大学院と教員採用試験の両方に合格し、大学院に進学した場合、修了するまで教員採用を待ってくれる自治体もあります。

Q.教職大学院とは何ですか。

文部科学省は、主な目的・機能を「実践的な指導力・展開力を備え、新しい学校づくりの有力な一員となり得る新人教員の養成」「確 かな指導理論と優れた実践力・応用力を備えたスクールリーダー(中核的中堅教員)の養成」としています。教員採用試験では、試験合格者のうち教職大学院へ の進学を希望する者に名簿登載期間延長、翌年度の試験を一部免除するなどの措置を実施している自治体もあります。

Q.他の職種(例 公務員)との重複受験もできますか。

もちろん可能です。例えば、市町村職員の採用試験は9月に実施されるところが多く受験可能です。試験内容も職種によって教員採用試験内容とよく似たものもあります。

 

教員採用の流れ

以下に公立学校教員採用の流れをまとめてあります。

内容 備考
4月-6月 願書の提出 3月上旬~5月下旬にかけて募集要項が配布され、4月上旬~6月中旬ごろが受付期間となります。
7月 1次試験 試験日程は地域ブロック単位です。試験日が重なる自治体のかけもち受験はできません。
7月-8月 1次試験
合格発表
ほとんどの自治体が1次試験で採用予定者数の1.5~3倍程度まで絞ります。
8月 2次試験  
9月-10月 2次試験
合格発表
合格者は採用候補者として名簿に登載されます。
12月   教員需給関係などの調整が行われます。
2月 採用決定  
4月 赴任  

また、試験不合格者・不採用者については、3月までに、以下の手順により、臨時採用教員(講師)となることができます。

  1. 登録の申込(窓口:教育委員会)
  2. 書類提出(登録申込書、履歴書、教員免許状の写しなど)
  3. 臨時的任用候補者名簿に登載
  4. 校長による書類審査、面談
  5. 採用

私立学校教員については、随時、募集があります。求人票等については、教育学部1号館1Fの掲示板および教職支援室(教育学部1号館3F)に掲示されます。また、各講座(コース・課程)の掲示板などで周知される場合もあります。