文部科学省が公募する「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」は、各種審議会からの提言等、社会的要請の強い政策課題に対応したテーマ設定を行い、各大学等から応募された取組の中から、特に優れた教育プロジェクト(取組)を選定し、財政支援を行うことで、高等教育の活性化が促進されることを目的とするものです。このプログラムに、本学部で応募したプロジェクト「教育実践力の育成と学校・地域の活性化」が採択されました。本プロジェクトの概要は以下のとおりです。
本学部・研究科に隣接する津市立一身田中学校区(1中学校、3小学校、1幼稚園)と教育学部が連携協力することによって、当該中学校区の5校園を、教員養成段階における学生の「実践的指導力の基礎」を涵養する教育実地研究の場として位置づけると同時に、当該学区における各学校園の各教科の教育活動、総合的な学習、課題学習、選択学習、課外活動等の諸教育活動を総合的に支援することによって、学校・地域活性化モデル及び幼小中大連携モデルを構築します。また、当該中学校区における文化的・体育的諸活動はもとより、地域の福祉・健康問題、食問題等に対しても、教育学部の物的資源及び人的資源を投入して、地域の活性化をはかり、一身田学校区全体の地域の教育力・文化力を高めることによって、本学部・研究科としての地域の文教化に貢献するものです。
本プロジェクトの運営組織は、実施組織と評価組織から構成されています。実施組織には、本学部と一身田学区の連携校・津市教育委員会から構成される一身田学区連絡協議会により具体的な活動の企画・調整・総括が行われます。一身田学区の連携校は、一身田中学校・一身田小学校・栗真小学校・白塚小学校・白塚幼稚園です。こうした活動を客観的に評価する評価組織は、三重大学高等教育創造センターと外部委員からなる評価委員会が担います。