コースの特色
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イベントの開催(三重県ジュニアロボコン) |
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幼稚園での出前授業 |
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科学の祭典への出展 |
技術教育は、技術立国日本を支えるだけでなく、子ども達の工夫創造の能力や実践的態度の育成など、人間形成の上でも大きな役割を果たしています。こうした技術教育を学ぶのが技術・ものづくり教育コースです。本コースでは2年次より以下に示す3つの研究室のいずれかに所属して専門性を高めていきます。
【電気工学研究室】
電気工学をベースに、エネルギー源、エネルギー変換、そして環境について効果的に理解できる教材開発等の研究を行っています。技術/ものづくりでも特に創意工夫に力点を置き、その延長線上としての知的財産教育、さらにはアントレプレナー(起業家)教育も視野に入れています。
【機械工学研究室】
機械工学や材料工学といった工学的な研究をするとともに、技術教育・ものづくり教育に関する研究を展開しています。このような研究活動を通じて、技術教育やものづくり教育を研究し、実践できる教員を育成しています。
【技術科教育研究室】
三重大学の基本理念の下,3つのキー・コンセプトを掲げて研究・教育に取り組んでいます。
「社会貢献」
大学の基本理念の基に,社会を構成する一員として「人類の幸福」と「地域社会の発展」に貢献することを第一に教育・研究に取り組んでいます。
「現場主義」
教育現場での課題を起点として研究に取り組み,教育実践を通してその有効性を検証して,さらにはそこで得られた成果を教育現場に還元しています。
「自己研鑽」
継続的に自己を高めていける教員を目指して,教育に対する高い志と,常に自ら課題を持って取り組み強い意志,実際に行動する実践力を育成しています。
カリキュラムの特色
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小学校での出前授業 |
技術・ものづくり教育コースのカリキュラムは、大きく3つに分かれています。基礎教育科目と教育法科目,専門教育科目です。
基礎教育科目では,専門科目を学ぶ上で必要となる基礎自然科学を履修します。教育法では,将来中学校技術・家庭科(技術分野)並びに小学校のものづくり教育(図画工作科,生活科,総合的な学習の時間 等)を指導していく上で必要となる教授法について学びます。さらに,専門科目ではその教授で必要となる技術・ものづくり関わるに幅広い知識・技能を幅広く学んでいきます。具体的には,木材加工や金属加工,機械,電気,情報,栽培,職業指導に関わる専門知識と技能を習得していきます。その中では,理論を学ぶだけではなく,数多くの実習や演習を通して実践的に学んでいきます。また,学内だけではなく県内・外の生産現場や研究施設等を訪問し,見聞を広めます。
コアカリキュラム(教職)
コアカリキュラム
カリキュラムマップ(初等)
カリキュラムマップ(中等)
このような人を求めます
- 中学校で技術・家庭科(技術分野)や工業高校の教師になりたい人
- 幼稚園並びに小学校でのものづくり教育のエキスパートになりたい人
このような人を育てます
- 小学校において,ものづくり教育(図画工作科,生活科,総合的な時間)を行える専門的な知識と技能を身につけた人
- 中学校技術・家庭科(技術分野)並びに高等学校工業科を教える能力を身につけた人
教員免許状等について
小学校教員を目指す方は小学校1種免許状、中学校教員を目指す方は中学校1種免許状(技術)が取得できます。また、必要な単位を取得することにより、高校1種免許状(工業)を取得することができます。さらに、小学校と中学校(技術)の両方の免許状を取得したり、他校種・他教科の免許状の取得も可能です(ただし、カリキュラムの都合等により取得できないこともあります)。
就職・進学
公立小学校・中学校(三重県、愛知県、名古屋市、大阪府、香川県、兵庫県、東京都)、私立小学校(三重県)