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学部教育の概要・特色

教育学部教育の概要

本学部における履修の概略を説明します。卒業の要件としては、一般教養科目として位置づけられる教養教育科目群と本学部で開講される専門教育科目群の履修が必要です。教養教育科目は、教養基盤科目、教養統合科目、学部指定科目から構成されており、社会人になる上での一般教養を養うとともに、専門科目を受講する上での基礎科目群となります。卒業に必要な専門教育科目群は課程・コース毎に指定されており、その中には、各課程・コースの専門分野に応じた科目(下の図における課程・コース指定科目)を主として、自由選択科目や卒業研究も含まれます。自由選択科目の履修は、高度な専門的知識のみならず、教育学部における分野の多様性という特色を生かして、他分野の知識に触れることができることを意図して設置されています。卒業研究は、それまでに履修した各専門分野の知識・技術を基にして、設定したテーマについて深く研究する機会となります。指導教員の指導の下で研究テーマに取り組み、最終的に、卒業論文・演奏・制作・実験・ゼミとしてまとめます。

履修科目の概要

本学部卒業のための履修科目の概要

幼稚園教諭・小学校教諭・中学校教諭・高等学校教諭の教員免許状を取得するためには、「教職に関する科目」・「教科に関する科目」・「教科又は教職に関する科目」群について、各校種などに応じて指定されている科目を履修する必要があります。この中には、教育現場体験を行う「教育実習」が組み込まれています。教員免許状取得のためには、さらに、「介護等体験」に参加する必要があります。特別支援学校教諭の教員免許状を取得するためには、基礎免許として、幼・小・中・高のいずれかの教員免許状が必要です。このため、上記の科目に加えて、「特別支援教育に関する科目」群を履修することにより、特別支援学校教諭の教員免許状を取得できます。

教育実習の様子 教育実習の様子 教育実習の様子 教育実習の様子

附属学校園における教育実習の様子

なお、学校教員養成課程では、各コースが指定する教員免許状を取得します。ただし、その教員免許状の種類(校種・教科など)はコースにより異なり、すべての教員免許状をスムーズに取得できるという分けではありません。教員免許状については、各課程・コースのページをご覧ください。

教員免許状取得のための

教員免許状取得のための履修の概略

教育学部教育の特色

(1) 専門教育の充実

教科に関して充実した専門知識を持つことは、教科指導・授業運営の質を向上させる上で重要な要因です。本学部では、教科別コース制であるため、比較的少人数で、各専門教員による質の高い指導を受けることができ、教科に関する高い専門能力を養うことができます。

(2) 教育実践力を高めるカリキュラム

生徒理解・教科指導・授業運営は教育現場における最も重要な課題の一つであり、そうした課題をクリアーする力、すなわち、教育実践力の養成は、本学部の目標の一つです。教育実践力は、講義により得られた知識と教育現場における体験的学習を有機的に結合させることにより養われると考えられます。教職に携わるために要求される知識は、「教職専門に関する科目群・教科教育に関する科目群・教科専門に関する科目群により培われます。

一方、従来からの体験的学習の場としては、教育実習が課されています。本学部では、これに加えて、学生が教育現場において児童・生徒と関わる機会を増やし、その体験と知識とを結びつける場を設けることで、教育実践力を高めることができるようなカリキュラム構成を行っています。本学部では、教育現場において体験学習を行う科目を「実践科目」、その体験学習を教育理論と結びつけるための科目を「省察科目」と位置付けています。教育実践力を養うことに重点を置いた実践・省察科目群を「教員養成コア科目群」と呼びます。教職専門・教科教育・教科専門に関する科目群は、基礎からの積み重ねとして、就学年次に応じて段階的に構成されています。同様に、教員養成科目群における実践科目においても、就学年次に応じて、児童・生徒との関わり方のレベルを段階的に設定することで、スムーズに体験学習を進めることができるような試みをしています。

  1. 1・2年次の教育実地研究基礎では、児童・生徒を注意深く見るともに、児童・生徒との交流を中心とした体験を行うことで、生徒理解に重点をおきます。
  2. 2年次の事前実習では、教育実習生の授業を聴講することで、授業運営について考える場が提供されます。
  3. 2・3年次の実地研究的該当科目群では、教科教育法など、授業運営のサポート・教科指導を通して、生徒理解・教科指導について実践的な体験を行います。
  4. 3年次の教育実習は、それまでに積み重ねてきた知識と教育実践力をもって、4週間にわたり教育現場での生徒理解・教科指導・授業運営を体験します。
  5. 4年次の教育実習は、3年次の教育実習とは異なる校種において、2週間にわたり教育現場での生徒理解・教科指導・授業運営を体験します。

こうした教育実践力を育成する場として、附属学校園(附属幼稚園・附属小学校・附属中学校・附属特別支援学校)に加えて、教育学部に隣接する学校園があります。こうした学校園などでの体験学習と授業で学んだことの履歴は、学修サポート室の運用する「学びのあしあと」として記録されます。4年次の教職実践演習は、「学びのあしあと」とグループ・ディスカッションを通して、これまでに培われた教育実践力を振り返るとともに、教職のために必要とされる素養を考えることで、将来に役立てる場となります。

教員養成コア科目群の位置づけ

教員養成コア科目群の位置づけ(画像をクリックすると拡大表示します)

上述した隣接学校園としては、一身田校区の5校園(白塚幼稚園、栗真小学校、白塚小学校、一身田小学校、一身田中学校)および橋北校区の6校園(北立誠幼稚園、南立誠幼稚園、北立誠小学校、南立誠小学校、西が丘小学校、橋北中学校)があり、その学校園での教育活動を支援することで社会連携を行うとともに、そこでの教育活動に学生を参加させることで、先述した教育実践力の育成をはかる取組を進めています。これらの地域連携の試みは、現代的教育ニーズ取り組み支援プログラム(文部科学省:平成18年度―20年度)において「教育実践力の育成と学校・地域の活性化」プロジェクトとして、その後、大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラムにおいて「隣接学校園との連携を核とした教育モデル」プロジェクト(文部科学省:平成21年度―23年度)として採択されており、その重要性が認識されています。その詳細については、

近隣学校園との連携活動

をご覧ください。

(3) 教育学部の特長を生かした教育分野の多様性

三重大学教育学部においては、各課程・コースの専門分野における教育により、各分野の専門的知識をもつ人材を育成しています。こうした専門的知識と専門分野以外の多様な教育分野の授業を融合させることで、学校教育分野に留まらず、社会で活躍するために必要とされる広い視野・思考の柔軟性・コミュニケーション力を養うことができます。