三重大学教育学部・教育学研究科では、教員として必要とされる資質の育成を 行うとともに、教員を目指す学生の就職をサポートするために、 教職支援センター・教員養成支援部門を設置し、校長経験者のスタッフを配置しています。教員採用試験では、記述試験として一般教養・教職教養・専門教養が課されます。これに加えて、自治体により形式は異なりますが、個人面接、集団面接および集団討論などが課されます。本学部では、これらに対応するために、専任スタッフによるきめ細かいサポートを実施しています。ここでは、そのサポート内容を紹介していきます。サポートの年間計画は、 をご覧ください。なお、コロナ禍においても、オンラインでサポートを実施しています。 |
3年次後期11月上旬に、次年度教員採用試験を受験する学生を対象として、 教員採用試験とその準備および本学部におけるサポートについての説明会を開催します。次年度に教員採用試験を受験する学生のほとんどが、この説明会に参加し、教採に向けた準備に取り掛かります。 |
3年次後期11月ー1月の間に、希望の多い三重県・愛知県などの教員採用試験説明会が開催されます。この説明会は、各自治体の教育委員会に来て頂いて、三重大学で開催されますので、正式な情報収集のために他所に出向く必要がないのが特徴です。
3年次後期11月ー1月の間に、教員採用試験における教職教養の出題傾向と試験対策として、教育原理・教育法規・教育?理・教育時事・教育史・学習指 導要領などについて、教室を利用したDVD講座が開講されます。講座は10講座であり、1講座につき3回開催されます。DVDについては、この講座時間外でも個別に視聴できます。
3年次後期の12月頃、4年次前期には4月・5月・6月に全国教員採用試験模試が実施され、三重大学にて受けることができます。
集団討論などで過去に出題されたテーマ(学校教育に関する諸問題)について、各学生がレポートを作成し、それを資料としたものを教採受験予定者で共有します。これにより、必要な知識が得られるとともに、様々な意見を知ることで自分の意見を形成でき、面接や討論で自信をもって発言できるようになります。 |
主に小学校を受験する学生に対する教室を利用したDVDセミナーを実施しています。
小学校を受験するために必要な実技(マット・水泳・ピアノ)について外部講 師による指導が行われます。 |
過去問などで出題されたテーマについて学生が実際に書いた論作文・論述などを外部講師がチェック・指導します。
個人面接、集団面接、集団討論の練習を実施しています。各面接・討論は自治 体により方式が異なりますが、三重県、愛知県、名古屋市で実際に行われている方式で練習することができます(したがって、受験した自治体の方式で練習することができます)。ここでは、教員養成支援部門スタッフや学部教員に加えて、実際の採用試験の面接事情に詳しい方や教育現場に深く関わった経験のある方が学外講師として招かれ、面接指導が行われます。さらに、面接練習・討論練習では、その様子をビデオカメラで撮影することで、振り返りを交えな がらのきめ細かい指導がなされます。なお、面接練習・討論練習の機会は、三重大学教育学部・教育学研究科を卒業・修了された方にも提供されています。 |
教採で課される模擬授業の練習を実施しています。練習では、スタッフによるマンツーマンの指導に加えて、ビデオ撮影により振り返りを行います。 |
教育学部では教員採用サポートシステムを導入し、活用しています。 上記の模試、セミナー、面接・討論の日程や申込情報など教採サポート情報は、本システムを通じてメール配信されます。 また、このシステムには卒業生も登録可能であり、卒業生に対して、内部の教員採用試験サポート情報や教員採用情報を提供しています。三重大学に寄せられる教員採用情報はすべてここから提供されます。さらに、フォーラム機能により、教員採用試験情報などを共有できるようになっています。
教員養成支援部門のスタッフは校長経験者で構成されており、その豊富な経験と実績を生かして、上記の教採支援を実施しているとともに、教員採用試験および教職についての相談を随時受け付けています。
教育学部1号館4F地域連携C室を教員採用試験サポート用に活用しています。この教室では、教員採用試験関係の資料やテーブルなどが設置され、教員採用試験のための勉強ができる環境が整っているとともに、学生同士での情報交換の場、討論練習の場として活用されています。 |
こうした教職支援活動は、同窓会・父母連絡会により支援を受けています。